「痩せる」より「太らない」を選ぶ理由
体型に悩み始めたとき、多くの人が真っ先に考えるのは「痩せたい」という気持ちです。
数字を減らすこと、見た目を変えること、それ自体は決して悪いことではありません。
ただ、年齢を重ねてからの体づくりにおいては、
「痩せる」ことをゴールにすると、かえって遠回りになることがあります。
ここで一度、発想を切り替えてみてください。
目指すのは「痩せる」ではなく、「これ以上太らない」状態を作ることです。
「痩せる」を目標にすると苦しくなる理由
「痩せる」を目標にすると、人はどうしても短期間で結果を求めてしまいます。
・◯kg落としたい
・◯月までに細くなりたい
・昔の体重に戻したい
こうした目標は、気持ちを奮い立たせる一方で、
食事を我慢しすぎたり、無理な運動をしたりと、
自分を追い込む方向に働きやすいのです。
その結果、
頑張っている間は体重が落ちる
→ 疲れてやめる
→ 以前より太る
このループにハマってしまう人は少なくありません。
「太らない」を選ぶと視点が変わる
一方で、「太らない」を目標にすると、考え方が大きく変わります。
・今より体重が増えなければOK
・少し減ればラッキー
・戻っても元に戻せれば十分
このくらいの感覚で向き合えるようになります。
すると、
「完璧にやらなきゃ」
「一度失敗したら終わり」
という極端な思考から離れることができます。
年齢太り対策で大切なのは、続けられる状態を作ることです。
「太らない」を選ぶと、自然と“続ける前提”の行動が増えていきます。
「現状維持」は実はすごいこと
多くの人は「現状維持」を失敗だと感じます。
でも年齢を重ねてからの体にとって、現状維持は決して簡単なことではありません。
何もしなければ、
少しずつ体重は増え、
気づいたときには戻しにくくなっています。
その中で
「増えていない」
「去年と同じ体重」
という状態を保てているのは、立派な成功です。
まずはここを認めることが、体との付き合い方を変える第一歩になります。
「痩せた先」ではなく「続く今」を見る
「痩せる」を目標にしていると、
どうしても「痩せた未来」ばかりを見てしまいます。
でも本当に大切なのは、
今日・今週・今月を無理なく過ごせているかです。
・しんどくないか
・我慢しすぎていないか
・生活が崩れていないか
これらを保ちながら体重が増えていないなら、
それはもう正しい方向に進んでいます。
「痩せたら幸せ」ではなく、
**「今を崩さずにいられること」**を評価基準にしてみてください。
「太らない」を続けると、結果は後からついてくる
不思議なことに、
「太らない」を意識した生活を続けていると、
ある日ふと、体重が少し減っていることがあります。
それは、
無理な我慢ではなく、
生活全体が整ってきた結果です。
年齢を重ねてからの体づくりは、
短距離走ではなく、長距離走。
だからこそ、
全力で走るより、
止まらずに歩き続けることを選んでください。

