ついつい手が伸びてしまうお菓子。
「今日はちょっとだけ」と思いながら、気づけば袋が空っぽ…そんな経験、誰にでもあるはずです。
けれど実は、お菓子の食べすぎは“老け顔”を早める大きな原因のひとつ。
その理由を知ると、甘い誘惑に対して少しだけ慎重になれるかもしれません。
まず知っておきたいのが、“糖化”という現象。
体の中で余った糖がタンパク質と結びつき、「AGEs(終末糖化産物)」という老化物質をつくり出します。
このAGEsが肌のコラーゲンを硬くしてしまい、ハリや弾力が失われるのです。
その結果、シワ・たるみ・くすみといった“老けサイン”が一気に進行します。
つまり、甘いものを摂りすぎるほど、肌の中が“焦げて”いくイメージ。
また、糖を摂りすぎると血糖値が急上昇し、それを下げるためにインスリンが大量に分泌されます。
このインスリンの過剰分泌は、脂肪をため込みやすくし、肌の炎症やニキビの原因にもなります。
さらに血糖値の乱高下が繰り返されると、疲れやすくなったり、集中力が続かなくなったりと、心身の老化にもつながります。
そして、砂糖の摂りすぎは“腸の老化”も招きます。
腸内の悪玉菌が増えてしまい、便秘や肌荒れを引き起こすことも。
腸が元気でないと、栄養の吸収がうまくいかず、せっかくのビタミンやミネラルも無駄になってしまいます。
腸は“第二の脳”とも呼ばれるほど大切な臓器。
腸が老けると、見た目も気分も老けやすくなるのです。
では、どうすればいいのか。
まずは「完全にやめる」ではなく、「量とタイミングをコントロールする」こと。
空腹時にお菓子を食べると血糖値が一気に上がるので、食後に少しだけ楽しむのが理想です。
また、白砂糖を使ったスイーツより、ナッツやドライフルーツ、カカオ70%以上のチョコレートなど、血糖値が上がりにくいおやつを選びましょう。
さらに、“糖を代謝する栄養素”を意識して摂るのも効果的です。
ビタミンB群、亜鉛、マグネシウムは糖の処理を助け、AGEsの蓄積を防いでくれます。
玄米や青魚、ナッツ類を日常的に取り入れることで、甘いものを食べても老けにくい体をつくれます。
お菓子は悪者ではありません。
心をほっとさせてくれる大切な存在です。
ただし、「甘い幸せ」は“ほどほど”がいちばん美しい。
体の内側をいたわりながら、上手に付き合っていきましょう。

