そもそもラウリル硫酸Naって何?
ラウリル硫酸Na(Sodium Lauryl Sulfate)、ラウレス硫酸Na(Sodium Laureth Sulfate)は、いずれも石油由来の界面活性剤です。
界面活性剤とは、水と油を混ぜる役割を持つ成分で、シャンプーでは「泡立ち」を良くしたり、「皮脂や汚れを落とす」ために使われています。
泡立ちが豊かで爽快感があるため、ドラッグストアや市販の安価なシャンプーにはほぼ必ず含まれています。
しかし、泡立ちの良さと洗浄力の強さは比例するため、髪や頭皮への負担が大きいのが特徴です。
髪や頭皮に悪影響を与える理由
① 必要な皮脂まで奪ってしまう
ラウリル硫酸Na / ラウレス硫酸Naは強力な洗浄力を持ちます。
そのため、頭皮に必要な皮脂まで奪ってしまい、乾燥やかゆみ、フケの原因になることがあります。
皮脂は髪や頭皮を守る天然の保護膜。
これが減ると髪の水分バランスが崩れ、パサつきや広がり、うねりの原因にもなります。
② 頭皮のバリア機能を壊す
強すぎる洗浄力は、頭皮のバリア機能も破壊します。
バリアが弱まると外部刺激に敏感になり、炎症やかゆみ、赤みを引き起こすことがあります。
特に敏感肌や乾燥肌の人は注意が必要です。
③ 毛髪内部のダメージ
皮脂が奪われるだけでなく、髪の内部構造にも影響があります。
髪のタンパク質(ケラチン)や水分が流出しやすくなり、枝毛や切れ毛、パサつきが起こりやすくなります。
毎日使うことで、髪のハリ・コシやツヤの低下につながるのです。
④ 皮脂過剰による逆効果
強力な洗浄で皮脂が奪われると、頭皮は「もっと皮脂を作らなきゃ!」と過剰に分泌します。
結果、べたつきやすくなり、抜け毛やフケの悪循環を生むことがあります。
ラウリル硫酸Na / ラウレス硫酸Naを避ける方法
- アミノ酸系シャンプーに切り替える
- ココイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa など
- 弱酸性で頭皮に優しく、必要な皮脂を守りながら汚れを落とす - ベタイン系シャンプーを選ぶ
- コカミドプロピルベタインなど
- 泡立ちがマイルドで、敏感肌でも使いやすい - 成分表示を確認する習慣をつける
- ボトルのラベルで「ラウリル硫酸Na」「ラウレス硫酸Na」が先頭近くに書かれている場合は洗浄力が強い証拠
- 「アミノ酸系」「弱酸性」と明記されているシャンプーが安心
まとめ
ラウリル硫酸Na / ラウレス硫酸Naは、泡立ちや洗浄力に優れる一方、
- 頭皮の乾燥
- 髪のパサつき・うねり
- バリア機能低下
- 皮脂過剰
といった髪と頭皮へのダメージリスクがあります。
アンチエイジングを意識するなら、“優しく洗うことができるシャンプー”を選ぶことが最重要です。
毎日のシャンプーが髪の老化を左右すると考え、成分を見直すだけで髪のハリ・コシ・ツヤを守ることができます。

