シワのできる人・できにくい人― “生まれつき”だけでは決まらないシワの真実 ―*

鏡を見るたびに気になる「シワ」。
一方で、同じ年齢なのにシワが少なく、若々しさを保っている人もいます。

この違いは一体どこから生まれるのでしょうか?

結論から言うと、
シワは“体質”だけでは決まらず、生活習慣・肌ケア・表情癖など複数の要因が重なってできる
というのが本当のところです。

ここでは、シワができやすい人・できにくい人の違いを、医学的視点でわかりやすく解説します。


体質(遺伝)で決まる部分も“少しだけある”

まず、シワの出来やすさには遺伝的な影響があります。

遺伝で左右されるポイント

  • 皮膚の厚さ(薄い人はシワが出やすい)
  • 皮脂量の多さ・少なさ
  • コラーゲンの質・量
  • 乾燥しやすい肌質かどうか

特に「皮膚が薄い・乾燥しやすい」という人は、
生まれつきシワが出やすい傾向があります。

しかし、これはあくまで“ベース”。
実際にシワが目立つかどうかは、その後の生活の影響の方がはるかに大きいのです。


シワのできやすさは“生活習慣”でほぼ決まる

① 紫外線(UV)

シワの最大の原因は、実は“加齢よりも紫外線”です。
紫外線はコラーゲンを破壊し、肌の奥の弾力を失わせます。

外に出る時間が長い、日焼け止めを塗らない人は
圧倒的にシワができやすいです。

② 乾燥

肌が乾燥すると、表面が縮み、細かいシワ(ちりめんジワ)が出やすくなります。
乾燥を放置すると深いシワにつながります。

③ 喫煙

タバコは血流を悪くし、コラーゲン生成を止めてしまいます。
喫煙者は非喫煙者に比べてシワが2倍以上出やすいと言われます。

④ 睡眠不足・不規則な生活

夜に作られるコラーゲンが十分に生成されず、肌の修復力が落ちていきます。

⑤ 表情癖

  • 眉間にシワを寄せる癖
  • 笑いジワが深く刻まれる癖
  • しかめ顔が多い

表情のクセは「折り目」として肌に刻まれやすく、
特に眉間・おでこ・目尻は影響を受けやすいです。

⑥ クレンジングや保湿不足

摩擦の強い洗顔や、セラミド不足のスキンケアもシワの原因になります。


シワのできにくい人は“肌を守る習慣を持っている”

シワが少ない人は、次のような習慣があることが多いです。

① 紫外線対策が徹底している

  • 年中日焼け止め
  • 帽子・日傘・サングラス
  • 長時間外に出る日は塗り直し

これだけで、将来のシワはほぼ決まると言っても過言ではありません。

② 保湿ケアを丁寧にしている

  • セラミド入りの保湿剤
  • 乾燥を感じる前にケア
  • 夜は油分もしっかり補給

③ タバコを吸わない

これだけで肌年齢が10年違うと言われます。

④ 表情筋を使いつつも“癖”が少ない

  • 眉間に力を入れない
  • スマホを見るときに眉を寄せない
  • 目を大きく開きすぎない

自然な笑いジワは悪いものではありませんが、
無意識のクセがない人は深いシワになりにくいです。

⑤ 体の中から肌を作る

  • 良質なタンパク質
  • ビタミンC
  • 良い油(オメガ3)
  • 睡眠の質

肌を作る“材料”がしっかりしている人は、シワにも強いです。


結論:シワは“体質2割・生活8割”で決まる

生まれつきの肌質は確かに影響しますが、
実際のシワの深さ、刻まれるスピードは

生活習慣がほとんど決めている

と言い切れます。

  • UV対策
  • 保湿
  • 栄養
  • 睡眠
  • 表情癖の見直し

これらを続けている人は、
もともとシワが出やすい体質でも、
驚くほど若い肌を保つことができます。

逆に、体質的に恵まれていても
紫外線・乾燥・生活の乱れが重なれば
シワは一気に加速します。