体は水分だらけなのに、なぜ肌はカサカサになる?
人間の体は約60%が水分でできています。
「それだけ水があるなら、勝手に肌も潤ってくれるのでは?」
そう思う人も多いでしょう。
しかし実際は、体の中の水分=肌のうるおいではありません。
体内の水分は、生命維持に必要な臓器や血液のために使われており、
肌表面まで常に潤いを届けてくれるわけではないのです。
肌のバリア機能と“水分蒸発”の関係
肌の表面には「角質層(かくしつそう)」と呼ばれる薄い膜があります。
この角質層が、肌の水分を保ち、外部刺激から守る“バリア”の役割を果たしています。
ところが——
保湿を怠ると、このバリア機能が壊れやすくなり、
肌の水分がどんどん蒸発してしまいます。
つまり、保湿をしない=肌のフタを外すようなもの。
体の中の水分は皮膚から自然に逃げていくのです。
保湿しないと起こる5つのトラブル
1. 乾燥による小ジワ・カサつき
水分を失った角質は硬くなり、表面に細かいシワが出やすくなります。
2. バリア機能の低下
外からの刺激(紫外線・花粉・ほこり)をブロックできず、赤みやかゆみが出やすくなります。
3. 皮脂の過剰分泌
乾燥すると「肌が潤い不足」と判断して皮脂を出しすぎ、テカリやニキビの原因に。
4. ターンオーバーの乱れ
肌の生まれ変わりが遅れ、くすみやごわつきが目立つように。
5. エイジングの加速
水分の少ない肌はハリを失い、シワやたるみが深くなっていきます。
「乾燥=見た目年齢を上げる最大の敵」と言っても過言ではありません。
“体内の水分”は肌を潤わせない理由
体の水分のほとんどは、血液・臓器・筋肉の中にあります。
それらは命を維持するための水分であり、
皮膚表面まで潤わせるほどの余裕はないのです。
さらに、肌表面は外気に常に触れているため、
呼吸や体温調整などで自然と水分が失われていきます。
だからこそ、外側からの保湿ケアが欠かせないのです。
体の水では足りない分を、化粧水・美容液・クリームなどで補う必要があります。
肌は「自動保湿装置」を持たない。だからケアが必要。
私たちの体は水分に満ちていますが、肌はその恩恵を直接受けられません。
むしろ外気や紫外線にさらされる肌は、常に乾燥との戦いにあります。
保湿をしないということは、
・肌の防御力を失い
・老化を早め
・トラブルを招く
というリスクを抱えること。
「水分を与えるだけでなく、逃がさない」——
それが、アンチエイジングの基本であり、
“肌を育てる”スキンケアの第一歩です。

