朝起きたときに、枕にびっしょりついているヨダレ。
「恥ずかしい」「なんとかしたい」と悩む人は少なくありません。
実は、寝ている間にヨダレが出るのには、ちゃんと身体の理由があります。
原因を知ることで、改善策も明確になります。
寝てる時にヨダレが出る原因
① 口呼吸になっている
寝ている間に鼻が詰まったり、口が開いたままになると、ヨダレは自然に外に出ます。
- 鼻づまり(風邪、アレルギー、鼻中隔湾曲など)
- 仰向け寝で舌が喉に落ちる
この場合、口を閉じられずヨダレが流れやすくなります。
② 噛み合わせや歯の位置が原因
口や歯の位置が正しくないと、口を閉じにくくなります。
- 受け口、出っ歯
- 顎が小さい
- 歯ぎしりや食いしばり
こうした状態では、寝ている間に口が開き、唾液が外に出やすくなります。
③ 唾液の量が多い
健康な人でも、睡眠中の唾液は一定量作られますが、唾液量が多い人はヨダレが出やすいです。
- 唾液分泌が活発な体質
- 薬の副作用(睡眠薬、抗うつ薬などで唾液分泌が増える場合も)
- 歯周病や口内炎など口腔内の刺激による分泌増
④ 睡眠の姿勢が原因
- 仰向け寝 → 顔の下に唾液がたまりやすい
- 横向き寝 → 口角からヨダレが流れやすい
特に、首や肩の筋肉が硬く、口周りの筋肉も緊張していない場合にヨダレが多くなります。
⑤ 睡眠障害のサイン
- いびきがひどい
- 睡眠時無呼吸症候群がある
この場合、口呼吸になりやすく、ヨダレが増えます。
つまり、ヨダレは体からのサインでもあるのです。
自宅でできる改善策
① 横向きで寝る
仰向け寝よりも、口からヨダレが流れにくくなります。
抱き枕やクッションで姿勢を安定させると効果的です。
② 鼻づまりを改善する
鼻呼吸ができる状態を作ると、口呼吸が減り、ヨダレも減ります。
- 就寝前に蒸しタオルで鼻を温める
- 鼻腔拡張テープを使う
- 花粉やアレルギーがある場合は薬を活用
③ 顎周りの筋肉を鍛える
口や舌の筋肉が弱いと、寝ている間に口が開きやすくなります。
- 舌を上あごに押し付ける
- 唇をしっかり閉じる練習
- 「あいうえお」口の体操
1日3分でも効果があります。
④ 枕の高さ・寝姿勢を見直す
枕が高すぎる・低すぎると、顎の位置が悪くなりヨダレが出やすくなります。
寝ているときに首が自然にまっすぐになる高さが理想です。
⑤ 口呼吸を抑える習慣をつくる
- 就寝前の口呼吸チェック
- マウスピース(顎の位置を安定させるもの)
- 就寝前のリラックスで筋肉を適度に緊張させる
⑥ 生活習慣の改善
- アルコールを控える(筋肉が緩み、口が開きやすくなる)
- 睡眠時間を規則正しくする
- 睡眠時無呼吸やいびきがある場合は医療機関に相談
まとめ
寝ているときのヨダレは、体質・姿勢・生活習慣・睡眠の質などが複合的に関係しています。
多くの場合、自宅で姿勢を工夫したり鼻呼吸を意識したりするだけでも改善可能です。
しかし、次のような症状がある場合は注意が必要です。
- ヨダレと一緒に激しいいびきがある
- 呼吸が止まることがある
- 昼間の眠気が強い
こうした場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があるため医療機関で検査を受けましょう。

