いびきが気になる、日中の眠気がひどい、朝から頭が重い…。
これらの症状が続く場合、**睡眠時無呼吸症候群(SAS)**の可能性があります。
無呼吸症候群は、「呼吸が止まる」だけの病気ではありません。
放置すれば、高血圧・心疾患・脳卒中など、命に関わる病気のリスクが上がることが分かっています。
まずは、自分がどれくらい当てはまるかをチェックしてみましょう。
【睡眠時無呼吸症候群 チェックリスト】
以下の項目で3つ以上当てはまる人は、無呼吸症候群の可能性が高め。
5つ以上なら、検査を推奨されるレベルです。
▶ 睡眠中の症状
□ 大きないびきをかくと言われる
□ 寝ている間に呼吸が止まっていると家族に指摘された
□ いびきの音に“むら”があり、止まってから再開するときに「ガッ!」と苦しそうな音が出る
□ 夜中に何度も目が覚める
□ 寝汗をよくかく
□ 夜中にトイレに何度も起きる
□ 寝相が悪い、寝返りが多い
▶ 起床時の症状
□ 起きた瞬間から頭が痛い・重い
□ 朝起きても疲れが取れていない
□ 喉がカラカラに乾いている(口呼吸のサイン)
□ 目覚めたあとにも軽い胸苦しさがある
▶ 日中の症状
□ 日中に強い眠気がある
□ 会議・電車・運転中など“本来寝てはいけない場面”で眠くなる
□ 集中力が続かない、ぼーっとする
□ イライラしやすい、感情が不安定
□ 物忘れが増えたと感じる
▶ 生活習慣・体質のチェック
□ 肥満気味、または最近太ってきた
□ 首が太い(男性:39cm以上、女性:35cm以上はリスクUP)
□ アルコールをよく飲む
□ 鼻づまりしやすい、アレルギー性鼻炎がある
□ 下あごが小さい・後ろに引っ込んでいると言われる
□ 高血圧、糖尿病がある
□ 家族に無呼吸症候群の人がいる
【特に危険な人の特徴】
以下に当てはまる人は、無呼吸症候群の確率がかなり高いと言われています。
- 肥満 + いびき
- 肥満 + 昼間の強い眠気
- いびき + 呼吸が止まる
- 高血圧だが、薬を飲んでも下がりにくい
- 朝の頭痛が慢性的にある
- 40〜60代の男性(発症率が高い)
「寝ても眠い」「毎日だるい」は、ただの疲れではなく、呼吸の異常かもしれません。
【無呼吸症候群を放置するとどうなる?】
実は、無呼吸症候群は全身に影響します。
- 高血圧のリスク2〜3倍
- 心臓病・不整脈のリスク上昇
- 脳梗塞のリスク増加
- 日中の眠気による交通事故リスクが7倍
- 糖尿病の悪化
- 集中力の低下・うつ症状
「ただのいびきでしょ?」では済まない理由はここにあります。
【検査はどうやって受ける?】
無呼吸の検査は、次のいずれかでできます。
■① 病院(耳鼻科・呼吸器内科・睡眠外来)
自宅に機械を持ち帰って測る簡易検査が一般的。
いびきの音・呼吸の有無・酸素濃度を調べることができます。
■② クリニックの専門外来
睡眠専門の医師が詳しくチェックしてくれるので安心。
まとめ
睡眠時無呼吸症候群は、
**「気付かないうちに体をむしばむ病気」**です。
チェックリストで複数当てはまった人は、
生活習慣の改善や、専門の検査を前向きに検討してみてください。

