健康志向の高まりとともに、「砂糖は控えたほうがいい」「代替甘味料のほうが体に良いの?」という疑問を持つ人が増えています。
砂糖と代替甘味料には明確な違いがあり、目的に応じて選ぶことが大切です。
この記事では、砂糖と代替甘味料の違いを、成分・甘さ・カロリー・血糖値・健康面の観点から整理して解説します。
砂糖(ショ糖)とは何か?
砂糖はサトウキビやてんさいを原料に作られる“ショ糖(スクロース)”という二糖類です。
日常的にもっともよく使われ、甘味とエネルギー源として人体に吸収されます。
砂糖の特徴
- カロリーは 1g=4kcal
- 血糖値を上げやすい(GIが高い)
- 料理・お菓子で使いやすく万能
- 過剰摂取は肥満・虫歯・生活習慣病の原因に
砂糖は自然な甘味料ですが、血糖値への影響が大きいのが特徴です。
代替甘味料とは何か?
代替甘味料とは、「砂糖の甘さをカロリーや血糖値を抑えながら得るための甘味成分」の総称です。
大まかに 3つの種類 に分類されます。
- 糖アルコール(キシリトール・エリスリトールなど)
- 天然甘味料(ステビア・羅漢果など)
- 人工甘味料(アスパルテーム・スクラロースなど)
それぞれ成分も特徴もまったく異なります。
砂糖と代替甘味料の“甘さ”の違い
砂糖(基準:1.0)
- 甘さの基準(スクロース甘味度)
- バランスが良く、万人に好まれる味
糖アルコール
- キシリトール:甘味度 1.0(砂糖と同じ)
- エリスリトール:甘味度 0.7
特徴:後味がさっぱりしており、冷涼感がある。
天然甘味料
- ステビア:砂糖の 200〜300倍
- 羅漢果:砂糖の 150〜300倍
特徴:甘さは強いが、後味に独特のクセがある。
人工甘味料
- アスパルテーム:砂糖の 200倍
- スクラロース:砂糖の 600倍
特徴:極めて甘いが、カロリーはほぼゼロ。
カロリーの違い
砂糖
- 4kcal / g(一般的な糖質と同じ)
糖アルコール
- キシリトール:2.4kcal / g
- ソルビトール:2.6kcal / g
- エリスリトール:ほぼ0kcal
天然甘味料・人工甘味料
- 使用量が微量のため、事実上0kcal
代替甘味料は「甘さに対し、摂取量が非常に少ない」または「体に吸収されにくい」ため、カロリーが抑えられます。
血糖値の違い
砂糖
- 血糖値を大きく上げる
- 糖尿病・肥満のリスクにつながる
糖アルコール
- キシリトール:ほとんど上げない
- エリスリトール:血糖値ゼロ反応
天然甘味料・人工甘味料
- 基本的に血糖値を上げない
- ただし、食品によっては他の成分が血糖値を上げる場合もある
代替甘味料が“ダイエット向け”と言われるのはこの点です。
健康面の違い
砂糖のデメリット
- 太りやすい
- 血糖値スパイクを起こす
- 虫歯の原因
- 摂りすぎで依存性がある
代替甘味料のメリット
- カロリーを抑えられる
- 血糖値が上がりにくい
- 虫歯になりにくい
(キシリトールはむしろ虫歯予防に良い)
気をつけるべき点
- 人工甘味料は過剰摂取で腸内環境に影響が出る可能性
- 糖アルコールは摂りすぎると下痢になりやすい
- 天然甘味料でもクセが気になる人もいる
「安全かどうか」については、現在販売されている甘味料は基本的に安全基準を満たしています。
どっちを選べばいい?目的別の使い分け
減量中・血糖値が気になる人
→ エリスリトール・ステビア・人工甘味料
自然由来で甘さを抑えたい人
→ きび砂糖・てんさい糖・蜂蜜・メープルシロップ
お菓子作りの安定性を重視
→ 白砂糖(最も扱いやすい)
虫歯を防ぎたい
→ キシリトール
用途と体質で適切な甘味料は大きく変わります。
まとめ
砂糖と代替甘味料は、成分・甘さ・カロリー・血糖値への影響まで、すべてが大きく異なります。
- 砂糖:自然で扱いやすいが血糖値を上げる
- 糖アルコール:低カロリー・血糖値が上がりにくい
- 天然甘味料:強い甘さで健康志向向け
- 人工甘味料:カロリーゼロだが好みが分かれる
「何を目的に甘味を使うのか」を意識することで、より健康的に甘味とうまく付き合っていくことができます。

