糖質一覧|甘い成分の違いをわかりやすく解説

糖質とひと言でまとめても、その種類は多様であり、体への働きも大きく異なります。ここでは、代表的な糖質の一覧と、それぞれの特徴・甘さ・吸収スピードなどを整理しながら、甘い成分の違いをわかりやすく解説します。


糖質とは何か?基本の理解

糖質は、炭水化物のうち「体に吸収され、エネルギーになる部分」を指します。
砂糖、米、パン、果物などに含まれ、体内でブドウ糖(グルコース)として利用されます。

しかし実際には、同じ糖質でも「血糖値が上がりやすいもの」「甘味が強いもの」「消化吸収されにくいもの」など、性質はかなり異なります。


代表的な糖質一覧(単糖・二糖類)

まずは、甘味を感じる“糖そのもの”の主な種類を一覧で見ていきます。

単糖類(もっとも小さい形の糖)

・グルコース(ブドウ糖)
甘さ:基準(砂糖の50〜70%程度)
特徴:血糖値を上げやすい。体のエネルギー源として最重要。

・フルクトース(果糖)
甘さ:砂糖の1.2〜1.8倍
特徴:果物・蜂蜜に多い。血糖値は上げにくいが、中性脂肪になりやすい。

・ガラクトース
甘さ:砂糖の30〜40%
特徴:乳糖の構成成分。単体で摂ることは少ない。


二糖類(単糖2つが結合したもの)

・スクロース(ショ糖:砂糖)
甘さ:基準(1.0)
特徴:グルコース+フルクトース。もっとも一般的な甘味。

・ラクトース(乳糖)
甘さ:砂糖の20〜40%
特徴:牛乳・ヨーグルトに含まれる。乳糖不耐症の原因にも。

・マルトース(麦芽糖)
甘さ:砂糖の30〜50%
特徴:麦芽、米飴に多い。ゆるやかな甘さ。


甘味料として使われる糖質(天然・人工)

天然由来の低カロリー甘味料

・キシリトール
甘さ:砂糖と同じ
特徴:虫歯になりにくい。血糖値が上がりにくい。

・エリスリトール
甘さ:砂糖の70%
特徴:ほぼカロリーゼロ。血糖値を上げない。

・ステビア(植物由来)
甘さ:砂糖の200〜300倍
特徴:カロリーほぼゼロ。後味に苦味を感じる人も。


人工甘味料

・アスパルテーム
甘さ:砂糖の約200倍
特徴:カロリーほぼゼロ。清涼飲料水でよく使用。

・アセスルファムK
甘さ:砂糖の200倍
特徴:加熱に強く、組み合わせると相乗効果。

・スクラロース
甘さ:砂糖の600倍
特徴:砂糖に近い味。比較的クセが少ない。


“甘さ”の違いで何が変わる?

甘味が強い=血糖値が上がる、という考えは誤りです。
実際には以下の要素が関わります。

  • 血糖値を上げやすい:グルコース、スクロース
  • 血糖値が上がりにくい:果糖、キシリトール
  • ほぼ上げない:エリスリトール、人工甘味料
  • 脂肪に変わりやすい:果糖(過剰摂取時)

甘味の強さ・吸収経路・代謝の違いが、体への影響を決めます。


日常での選び方

同じ「甘い」でも目的によって選ぶべき糖質は異なります。

  • 血糖値を上げたくない人 → エリスリトール、キシリトール
  • 自然由来の甘みが良い → はちみつ(フルクトース多め)、メープルシロップ
  • スポーツ時のエネルギー補給 → ブドウ糖
  • カロリーを抑えたい → 人工甘味料、ステビア

“どれが正しい”ではなく、用途により最適な糖質が変わります。


まとめ

糖質には多くの種類があり、甘さ・体への吸収スピード・血糖値の上げ方などが大きく異なります。
「甘いもの=全部同じ」ではなく、それぞれの特徴を知ることで、健康的に甘さと付き合うことができます。