そもそも“肌タイプ”とは何か?
肌タイプとは、
● 皮脂量(油分)
● 水分量
● バリア機能(外からの刺激に対する強さ)
の3つで決まります。
美肌づくりで最初に必要なのは
「自分の肌がどのタイプなのか?」を正しく把握すること。
スキンケアがうまくいかない人の多くは、
自分の肌タイプを間違えて認識していることが原因です。
まずは“洗顔後10分”の状態で診断する
肌タイプを最も正確に判断できるのは
洗顔後、化粧水も何もつけていない状態の10分後。
これが肌本来の力を最も正確に示します。
準備は簡単。
① 普段通りに洗顔
② タオルで優しく水分をふきとる
③ 何もつけずに10分待つ
④ 肌の状態を観察する
ここから肌タイプがほぼ分かります。
脂性肌(オイリー肌)の特徴と見極め方
◆観察ポイント
10分後に以下が当てはまると「脂性肌」の可能性が高いです。
● 額・鼻(Tゾーン)がすぐにテカる
● 頬にも油分が浮いている
● 触ると指に皮脂がつく
● 毛穴が全体的に開きやすい
脂性肌は皮脂腺が活発で、油分が過剰に分泌されているタイプです。
◆よくある勘違い
● “肌がベタつく=保湿いらない” → ✕
皮脂が多くても水分が不足している「インナードライ脂性肌」も多いです。
乾燥肌(ドライ肌)の特徴と見極め方
◆観察ポイント
洗顔後10分で以下が気になる場合は乾燥肌。
● 頬・口元がつっぱる
● 細かい粉がふいたように見える
● シワがいつもより深く見える
● 触るとザラザラしている
● 皮脂がほとんど出ていない
乾燥肌は水分も油分も不足しているため、
バリア機能が弱って外からの刺激に敏感になりやすいタイプです。
◆よくある勘違い
● “乾燥肌=とにかく保湿だけすればOK” → ✕
乾燥肌の人こそ、栄養不足(タンパク質・ビタミン・核酸)の影響を強く受けます。
敏感肌の特徴と見極め方
敏感肌は“皮膚が薄い・バリアが弱い”ことで刺激を感じやすい状態のこと。
脂性肌・乾燥肌のどちらにも共存します。
◆チェック項目
● 化粧水がしみる
● 赤みが出やすい
● 風・汗・マスクで荒れやすい
● アレルギー体質・花粉症がある
● スキンケアを変えるとすぐ荒れる
敏感肌は「肌質」というより
バリア機能が弱っている“状態” だと理解すると改善しやすいです。
“インナードライ”を見抜く方法(日本人に最も多い)
インナードライとは——
肌表面は脂っぽいのに、肌内部は乾燥している状態。
見抜くポイント
● Tゾーンはテカるが、頬・口周りはつっぱる
● 夕方に乾燥して化粧崩れする
● 保湿するとテカリが減る
● 洗顔後すぐつっぱり→10分後は脂が出る
間違えやすく、脂性肌と誤診してケアを誤る人が非常に多いです。
より正確に診断したい人のための“4ステップ診断”
◆STEP①:触って確認(触覚診断)
・ザラつき → 乾燥肌
・ヌルヌル → 脂性肌
・ピリつき → 敏感肌
◆STEP②:鏡で確認(視覚診断)
・毛穴が広がっている → 脂性肌
・粉ふき・細かいシワ → 乾燥肌
・赤み・血管が透ける → 敏感肌
◆STEP③:午後の状態を見る
・午後になるとテカってくる → 脂性
・午後に乾燥で化粧崩れ → インナードライ
・午後は赤みが増す → 敏感肌
◆STEP④:季節の変化を見る
・夏に悪化 → 脂性肌
・冬に悪化 → 乾燥肌
・季節問わず荒れる → 敏感肌
この4ステップで、肌タイプの90%は判別できます。
肌タイプ別「最初にやるべきケア」の基本
◆脂性肌
● 洗いすぎない
● ビタミンC
● ナイアシンアミド
● 軽い保湿
ポイント → “皮脂を取り除く”より“皮脂をコントロールする”
◆乾燥肌
● セラミド中心の保湿
● 洗顔は夜だけでもOK
● タンパク質・脂質・ビタミンAの補給
ポイント → 水分と油分の両方を補う
◆敏感肌
● 刺激ゼロの保湿
● アルコール・香料を避ける
● バリア機能を整えるケア
ポイント → “攻める”ケアを一切しない
◆インナードライ
● 洗顔の見直し
● 保湿をしっかり
● 栄養補給(特に核酸・ビタミン)
ポイント → 「脂を取る」より「水分を入れる」
肌質は“変わらないもの”ではなく“変えられるもの”
肌は遺伝も関係しますが、
● 食事
● 睡眠
● ストレス
● スキンケア習慣
● 栄養状態(タンパク質・ビタミン・核酸など)
これらが肌タイプを大きく変えます。
つまり、
今の肌タイプはあなたの“固定された運命”ではない。
生活習慣を変えれば、肌は確実に変化します。

