健康診断では「異常なし」。
医師からも「特に問題ありません」と言われる。
それなのに──
✔ なんとなく毎日だるい
✔ 朝から疲れている
✔ 気分が晴れない
✔ 理由はないのに不安になる
こうした“説明のつかない不調”を抱えている人は、決して少なくありません。
これは気のせいでも、甘えでもありません。
現代人特有の「ズレ」が、体と心に起きているのです。
医療が進歩したのに、不調は増えている
日本は世界でもトップクラスの医療水準を誇ります。
平均寿命も長く、感染症で命を落とす人も激減しました。
それでも──
- 自律神経失調
- 慢性的な疲労
- うつ・不安障害
- 原因不明の体調不良
こうした不調を訴える人は、むしろ増えています。
ここに、現代の健康の「矛盾」があります。
原因①「病気しか見ない医療」の限界
現代医療はとても優秀ですが、
「病気を見つけ、治す」ことが主な役割です。
・数値に異常があるか
・明確な病名がつくか
この基準に当てはまらなければ、
「様子を見ましょう」で終わってしまいます。
しかし、人の体は
白か黒かで割り切れるものではありません。
グレーな不調の段階では、
医療のレーダーに引っかからないのです。
原因② 常に“オン”になっている脳と神経
現代人は、ほとんど休めていません。
スマホ、SNS、仕事の通知、ニュース。
脳は一日中、刺激を浴び続けています。
本来、人間の体は
「緊張」と「回復」を繰り返すことで健康を保ちます。
しかし今は──
緊張 → 緊張 → 緊張 → 就寝
という生活になりがちです。
結果、自律神経が乱れ、
眠っても疲れが取れない体になります。
原因③ 便利さと引き換えに失ったもの
便利な生活は、確かに快適です。
ですが同時に、失ったものもあります。
- 歩かなくなった
- 噛まなくなった
- 自然光を浴びなくなった
- 季節を感じなくなった
人の体は、本来
「動く・感じる・変化する」前提で作られています。
その前提が崩れると、
体は静かに不調を訴え始めます。
原因④ 心が置き去りにされている
現代は「頑張れる人」が評価される社会です。
・我慢する
・空気を読む
・無理をする
こうした行動は、短期的には役立ちます。
しかし長期的には、心をすり減らします。
心の不調は、
必ず体にサインとして現れます。
✔ 胃腸の不調
✔ 肩こり・頭痛
✔ 動悸
✔ 原因不明の痛み
体は、心の代弁者なのです。
「不調」は、体からのメッセージ
ここで大切な視点があります。
不調は、敵ではありません。
体からの「そろそろ立ち止まって」というメッセージです。
それを無視し続けると、
やがて「病気」という形で、強制停止がかかります。
不調の段階で気づける人は、
実はとても賢明なのです。
健康とは「問題がないこと」ではない
現代人が抱える不調は、
「異常」ではなく「環境への適応疲れ」と言えます。
だからこそ必要なのは、
✔ 数値だけを見ないこと
✔ 自分の感覚を信じること
✔ 体と心の両方を整えること
健康とは、
静かに無理を重ねた結果ではなく、
自然に戻れる余白がある状態なのです。

